阿蘇孝子
ヴォーグ学園卒業後、85年より自宅で手編み教室を開校。 93年工房Asoアトリエを開設(同アトリエに手編み教室移転) 伊東衣服研究パターン科卒業 現在、手編み教室・Knitオーダー・独自ブランドTAKAKOの販売を手掛ける。
手編みとの出会い
私と手あみの出合いは、小学校3~4年生のころです。 母から毛糸を貰い、学校の休み時間にただ延々とヒモ状にカギ針でお友達と一緒に編むことでした。その事がすごく楽しかったことを今でも覚えています。なぜあんなに楽しかったのか、今思うと不思議です。 それが私の初めての手あみとの出合いでした。
それから時が経ち、その楽しさが少し変わりましたが、まだまだ手あみの中におります。 私が生徒さん方にお伝えしたいことは、今も昔も変わらずおしゃれなニットを編むことです。一時期、彼へのプレゼントに編み物を始める方が、たくさんいらっしゃいました。
ところが今は、「プレゼントされても着たくない!!」「気持ちが重たい!!」とか、手あみのセーターは敬遠され気味です。
でも素材も、ウールよりシルクとかコットンとかリネンとかを選び、洗濯機でも洗えたりとか、体形に合わせたりとか、おしゃれさを増したら、それでも喜ばれないでしょうか?編み終わったら箪笥の中にしまっておかない作品をつくり、常に自分が作った作品で出かけられたらもっと手あみが楽しいでしょう。
私が目指しているのは、常にラインです。編む模様がシンプルでも、ラインが美しければ着られる方を上品にし、若若しくしてくれます。入会して頂いて1作目から、びっくりするような作品を作っておられます。4月中旬と11月中旬の年2回、私の作品と、生徒さんの作品を紹介する作品展を行っております。是非1度ご覧頂きたいと思います。